深夜割引を実際に使った例をみてみましょう。

関西で一例です。

滋賀の栗東に住むＡさんは仕事で岐阜県の大垣行くことになりました。
この場合、いつもどうりに朝９時に出勤し、打ち合わせなどしてから出発したので、インターチェンジを通過したのが９時３０分となってしまいました。この場合は通常の高速料金が適用されますので、

　名神、栗東ＩＣ　〜　名神、大垣ＩＣ　　片道　２，３００円　　となります。

ここで、通勤割引きを利用し、いつもより１時間早く出社して９時までにインターチェンジを通過した場合、割引きが適用され、

　名神、栗東ＩＣ　〜　名神、大垣ＩＣ　　片道　１，１５０円　　　　

　５０％の割引きが適用され、１，１５０円のオトクになります。

たった３０分早く通過するだけで、料金に差がでるのです。帰りも１７時から２０時までの間にインターチェンジを通過すれば、往復で２，３００円、通常の片道料金で往復することができます。

このように割引き率も高く、時間帯も｢深夜割引き」や「早朝夜間割引き」よりも使いやすい時間帯です。
ただし、大阪や京都、神戸などに出かけるときには使えないのが、ちょっと残念ではあります。(-_-;)

１日２回、通行料が約半額（一部の道路を除きます）になる「通勤割引き」ですが、適用されない例もあります。

★大都市近郊区間が含まれている場合
基本的に「大都市近郊区間」は割引き対象になりません。ただし、１回の走行に大都市近郊区間が含まれる場合は、大都市近郊区間以外の部分にだけ、割引きが適用されます。

例をあげます。中国道吹田ICから山陽道、姫路西まで走行するとします。
この場合、中国道吹田ICから西宮北ICまでは「大都市近郊区間」ですので、割引きは対象外となりますが、西宮北ICから山陽道、姫路西からは割引き対象となりますので通常２，７５０円の料金が９００円割引きされて、１，８５０円になります。

★走行ルートを確認しましょう
何度もいうようですが、「大都市近郊区間」では通勤割引きは受けられません。
あと100kmを越す走行距離も割引き対象外です。

ですから、実際にＥＴＣによるサービスを受ける場合、インターネットなどで事前にどの割引が受けられるのか確認してください。
以下のサイトは高速道路に公式サイトです。ここでくわしく確認してから実用したほうが確実です。
「割引されると思っていたのに、ぜんぜん違う」と誤解をしないためにも大事なことです。

カンタン!ETC時間帯割引ナビ 　　http://www.w-nexco.co.jp/etc_navi/

ドラなび・お出かけ情報 　　　　http://www.nexco.ne.jp/