深夜割引を実際に使った例をみてみましょう。

関西で一例です。

西宮大阪の吹田に住むＡさんの家族が京都に日帰りでスキーに行くことになりました。
この場合、いつもどうりに朝８時ぐらいに出発すると、時間帯は通勤割引きなどの対象ですが、中国吹田から米子までは走行距離が２４１，４ｋｍあるので通勤割引きの対象外となります。この場合は通常の高速料金が適用されますので、

　中国道吹田ＩＣ　〜　米子自動車道、米子ＩＣ　　片道　５，５００円　　となります。

ここで、深夜割引きを利用し、夜中の１時００分の出発、米子に到着したのが早朝５時とした場合、割引きが適用され、

　中国道吹田ＩＣ　〜　米子自動車道、米子ＩＣ　　片道　３，９００円　　　　

　約３０％の割引きが適用され、１，６５０円のオトクになります。

夜中にクルマを走らすのは少しツライところですが、このように時間帯をずらせば高速道路料金も安くなる上、ゲレンデには一番のりでチケット売り場で並ぶことも少なく、１日しっかりスキーを満喫できることでしょう。
ただ、やはり深夜に運転するのはツライと思いますので、こまめな休憩をとりましょう。

とにかく０時から早朝４時の間に移動すれば、お得な料金になる「深夜割引き」ですが、適用されない例もあります。

★時間帯が０時から早朝４時までの間に移動していない
「時間帯がずれているから割引きされないのは当たり前じゃない。」と思われるかもしれません。しかしこれには落とし穴があるのです。何度も紹介していますが、「すべての有料道路での適用があるわけではない！」ということを思い出してください。

首都高速道路や阪神高速道路などの一部の都市高速道路では割引きの対象外となります。
気をつけなければならないのは、首都高速道路や阪神高速道路を経由して東名や中国道、名神高速道路などを利用する場合です。

例をあげます。大阪の福島から阪神高速を利用して豊中から名神高速にはいり、愛知の一宮に行くとします。

この場合、福島から豊中までの阪神高速道路には、割引きは対象区域外です。このため、割引きの対象となるのは名神高速道路に入った豊中ジャンクションから、愛知・一宮ICまでの区間となります。
しかし、豊中を通過したのが午前4時20分ですので、深夜割引きの時間外となります。

また、豊中から一宮までは１６９kmあり、どの割引きからも対象外となり、通常の金額を支払うことになります。

★走行ルートを確認しましょう
何度もいうようですが、「すべての有料道路での適用があるわけではない！」ということです。

ですから、実際にＥＴＣによるサービスを受ける場合、インターネットなどで事前にどの割引が受けられるのか確認してください。
以下のサイトは高速道路に公式サイトです。ここでくわしく確認してから実用したほうが確実です。
「割引されると思っていたのに、ぜんぜん違う」と誤解をしないためにも大事なことです。

カンタン!ETC時間帯割引ナビ 　　http://www.w-nexco.co.jp/etc_navi/

ドラなび・お出かけ情報 　　　　http://www.nexco.ne.jp/