ETC深夜割引には他の割引にはない利点があります。
まずは走行距離に制限がないということです。他の通勤割引や早朝・夜間割引は100km圏内という制限がありますが、「深夜割引には距離の制限はありません。好きな距離だけ走れます。
もうひとつ大事なポイントは、午前0時から午前4時までの間に高速道路を走っているだけで割引対象となることです。
例を挙げれば、午後9時に入り口料金所をETCの無線を使用して通過します。次に出口料金所を同様に通過するのが午前1時であったとしても割引の対象となります。
逆に午前1時に入り口料金所を通過、午前9時に出口料金所を通過しても割引の対象となります。
結論として「とにかく午前0時から午前4時までの間に高速道路を走っていればいい」ということになります。
ですから、対象時間内に高速道路内にいれば別にサービスエリアで休憩していてもいいということです。
これなら、長い距離を深夜がんばって運転せずに、ゆっくりぼちぼち行ってもいいんです。
事故を防ぐ意味でも深夜のドライブは、こまめに休憩してゆっくり余裕を持って走りましょう。
ETC深夜割引を利用する点でもっとも気をつけなければならないのが、「すべての有料道路において適用されるわけではない」ということです。
じつはETC深夜割引には適用が除外されている道路があります。一例をあげますと、首都高速や阪神高速は除外されています。これは運営会社が違うということのようです。また、まだETCの無線通信設備がされていない道路や料金所では適用されませんので注意が必要です。
これらのことは以下のサイトで確認できますので、深夜割引を利用する前には必ずチェックするようにしたほうがいいようです。
カンタン!ETC時間帯割引ナビ http://www.w-nexco.co.jp/etc_navi/
ドラなび・お出かけ情報 http://www.nexco.ne.jp/
肝心の割引料金ですが、割引料金への料金変換は後日行われますので、利用証明書などには、割引後の料金が反映されません。クレジット・別納の請求時に割引料金で請求されます
また、他の割引との併用はできません。他の割引と重複する場合は、一番割引率の高いものが適用されます。
ひとつ気になるのが、お盆休みや年末・年始などの混み合う期間ですが、「深夜割引」は1年を通していつでも利用することができます。
これらのことを踏まえてETC深夜割引を上手に使いこなしてください。
ですが、くれぐれもポイントは事故を起こさないようこまめな休憩と余裕を持った走りでゆっくりとです。
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